しょろんのおもちゃ箱

おもちゃ箱みたいに

僕の考える勝つための剣道理論 

みなさんこんばんは。しょろんです。

 

今回は僕がかれこれ8年ほどやっている剣道についての考えをぶわーーーーって書いていこうかと思います。

  僕が伝えられること

まず最初に僕は全国区の選手ではありません。個人成績はインターハイに出たぐらいのそこそこ剣士です。そもそも僕は中学に剣道部がなかったのでがっつり剣道をしていたのは高校だけです。高校は高校で強豪校ではなく週5、1日一時間の練習、きつい稽古などほぼ経験していません。そんな僕でも個人戦でインターハイ出場は可能でした。

 僕が教えられるのは技術的なものや経験則ではなく考え方や心がけといった根本的な話です。*1

  勝つために求められること

まず高校に入って勝つために意識していたことは、自分の一挙手一投足を言語化できるか。ということです。

簡単に言えば試合の中でなんとなくの動きをどれだけ減らせるか。ということです。なんとなく小手を打つ。ではなくて相手の飛び込み面を抑制するために小手を打つ。ようにする。

試合中の足さばきから竹刀操作、呼吸の仕方まで意味を持たせてあげることができるか。それが剣道で勝つためにに求められることだと僕は思います。

剣道に試合は高校だと4分、中学だと3分しかありません。そんな短い時間の中でなんとなく動く暇なんてないんです。個人戦団体戦ではメンタリティの部分が異なるが、剣道の個人戦というのは高校なら4分という制限時間内にどれだけ仕掛けられるかの勝負なんです。というのも個人戦とは一日に何試合もすることが普通であり、それこそ決勝戦まで進めば8試合、9試合もしなければならないんです。そのうえ勝負が決するまでは無限に延長戦が続きます。当然だが勝ち続けるために試合を有利に進めるためには極力試合時間は短い方が良い。これは体力面でも、手の内をさらさないという点でも絶対に抑えておきたいポイントです。試合時間が延びれば地力の差がもろに反映されるので練習量がものをいう世界で戦わないといけなくなります。

 

 

 

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 具体的にどういうことか

試合を早く決めるためにはやはり適当な動作をなくすことが大事なのだ。と一言で言われてもよく分からない!!と思われるかもしれません。

 

では試合への入り方をいきなり飛び込み面にするとします。

この時なぜそうするのか説明できますか?

「飛び込み面に自信があるから」だったり「背が低くて小手を警戒している相手に奇襲の意味を込めて」だったりこの答えは人によってさまざまなはずです。

 この時竹刀操作や足さばきの歩幅は?発声のタイミングは?などとことん問い詰めてみてください。自分の動作は相手の動作を誘うためのエサなんです。エサのレパートリーを増やせば釣れる魚の種類が増えるように、誘う動きのレパートリーが増えれば勝てる相手も増えるんです。まずは日々の稽古で考える習慣を作り、経験則として体に覚えさせることからですね!

実際に行っていた練習法

僕が実際にやっていた形は3人1組で実際の仕掛けを一・二・三人称の三つの視点から試しては話し合いを繰り返していました。ここで話し合い練習した仕掛けは実際に一緒に練習した2人に試してみて通用すればいわゆる分かっているのに引っ掛かる仕掛けになってる証です。この練習だけで仕掛けがかなり極められるので個人的にはこの練習方法はめちゃめちゃおすすめです。

 

 明らかに自分よりも強いやつに勝つ方法

正直これができちゃったらなんでもアリになってしまう気がしますが、もちろん勝負ごとに100%はありません。ですから何も知らなくても奇跡的に1%くらいは勝てることもあります。ただ知っておくことで1%が20%とかになる方法を教えます。

 

そもそもどう相手するべきか

これは相手に付け込める場所を粗探しします。言い方は悪いですが何でもいいから相手の弱点を探し出してください。

例えば 「俺より強いけど引き技だけなら勝負できそう」だったり「剣道面では勝てる要素はないかもしれないが体重は俺に分がある」だったり「俺の方が油断してない」だったりもう何でもいいです笑

そこで見つけた弱点を主戦場に戦うのが基本です。これを意識するだけで勝てる可能性は大きく変わります。僕も実際剣道の腕では敵わないと思っている相手に勝ちに行くときはより相手が嫌がるところを主戦場とするようにしています。

 

弱点を見つけ出したら

いざ弱点を見つけ戦場を決めたら先ほど書いた通りエサをまきます。剣道においてエサのレパートリー=誘うレパートリーですからあとは持っているエサで相手が釣れれば勝ちなわけです。言葉では簡単ですが実際はかなり難しいんですがね笑これに関しては練習あるのみですね。もちろんたくさん練習はした方が良いですけど人間の集中力には限度がありますのでだれてしまう練習はマイナス効果です。練習が長ければ、きつければ勝てる。ではないんです。過程はどうであれ目指す場所は一緒ですから。ただわざわざ遠回りする必要はないんじゃないかなと思います。

 

まとめ

とまあいろいろ書きたいことを書きましたがいかがだったでしょうか?ここまで読んでいただいた方には申し上げにくいのですが結局試合は生もので会場の雰囲気やコンディションで勝てる確率は変動します。「理屈では分かっているのに!!」ってやつです。

ですがこれを読まれた方はこれも一つの知見として頭の片隅にでも入れておいてくだされば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました^^

 

*1:技術的なことは上手い先生や選手に聞こうね!